最近、非上場の自社株の評価が話題になっています。
地方で製造業を営むB社長(仮の例)は、先日、顧問の税理士から、こう言われました。「社長、自社株の評価方法が、変わるかもしれませんよ」。
「うちの会社の株は、今の計算で、いくらなのか。
もし評価のルールが変わったら、相続や承継の準備は、そのままでいいのだろうか」
B社長の疑問は、多くのオーナー経営者に共通するものです。国税庁は2026年、有識者会議を開き、取引相場のない株式の評価を、抜本的に見直す案を示しました。この記事では、その公開資料から、いま確認できることを整理します。
B社長は、まず直近の決算書と株主の一覧を、机の上に並べてみました。「評価が上がるのか、下がるのか」を気にするよりも、「うちは、何に当てはまる会社なのか」を、確認することにしたのです。
自社株の評価は、制度が確定する前でも、自社の立ち位置を知っておくことができます。見直し案は確定したものではなく、適用時期も明らかではありません。結果は、会社の状況によって変わります。
大切なのは、①自社の会社区分と現在の評価方式 ②特定の評価会社に当たるか ③利益水準の3つを知ること。そのうえで、最終的な判断は、事業承継や自社株評価に詳しい専門家に確認する。それが、いちばん確実な道です。
骨子の日付は、資料の掲載先URLの記載(2026年8月20日)によります。適用時期の記載は、上記の資料には見つかりませんでした。冒頭のB社長は、説明のための仮の例です。
本記事は、国税庁の公開資料をもとに、日米資産戦略研究所が編集・加工したものです。国税庁が作成したものではありません。