資産分散の一環として高級時計の購入を検討していたFさん(仮の例)は、「同じ価格帯でも、数年後の値動きがモデルによってまったく違う」と知人から聞き、戸惑ったといいます。
「名が通ったブランドだから値上がりする」というわけではないことが、調べるうちに分かってきました。
時計の資産性は、ブランドよりも「モデル」と「個体の状態」で決まる。
この記事では、海外の時計市場データをもとに、高級時計の資産的価値を見るうえでの視点を整理します。

資産分散の一環として高級時計の購入を検討していたFさん(仮の例)は、「同じ価格帯でも、数年後の値動きがモデルによってまったく違う」と知人から聞き、戸惑ったといいます。
「名が通ったブランドだから値上がりする」というわけではないことが、調べるうちに分かってきました。
時計の資産性は、ブランドよりも「モデル」と「個体の状態」で決まる。
この記事では、海外の時計市場データをもとに、高級時計の資産的価値を見るうえでの視点を整理します。

高級時計の二次流通市場は2022年初頭にピークをつけたあと調整局面が続き、海外のディーラー情報によれば2024年末から2025年にかけて底堅さを取り戻しつつあるとされています。ただし、過去のピーク水準には戻っていないとも報じられています。
金利動向や為替、世界経済の見通しなど、マクロ環境の影響を受けやすい点も、この市場の特徴のひとつです。
海外のディーラー情報によれば、同じブランド内でも、供給が増えたモデルは価格が軟化し、希少性の高いモデルは底堅さを保つなど、値動きには差が見られるとされています。特定のモデルを推奨する情報ではなく、「ブランド」ではなく「モデルと個体」で評価が分かれるという傾向を示すものとして参考にされています。

同じモデルでも、オリジナルの箱・保証書が揃っているか、過去の修理・部品交換歴、生産が終了しているかどうかによって評価は変わります。状態の良さや来歴の分かりやすさは、ブランドや価格帯を問わず重視される傾向があります。
Fさんは、資産性だけでなく「長く使いたいと思えるか」も基準に加え、信頼できる正規販売店で状態の良い一本を選ぶことにしたといいます。
「値上がりを期待して買うのではなく、状態と来歴がしっかりしたものを選ぶことが結果的に資産性にもつながると分かった」とFさんは振り返ります。
冒頭のFさんは、説明のための仮の例です。
本記事は、公開されている市場情報をもとに、J.K. Wiltonコンシェルジュ編集部が編集・加工した一般的な情報提供です。特定のブランド・モデルへの投資や購入を推奨するものではありません。