【気になる話題】欧州の金融機関の状況について
2012.06.03 プライベート・バンキング
≡PRIVATE BANKING NEWS
「ユーロ問題は構造的なもの」
2008年以降、各国の債務問題により顕著になっている欧州での信用不安の高まりに連れて大手銀行ですらもその影響を無視できない状況となっています。
そこで以下にユーロ圏にある主な大手銀行のPIIGS(ポルトガル、イタリア、アイスランド、ギリシャ、スペイン)政府の発行する国債保有比率を記しておきます。
これを見る限りでは、これら大手銀行にはPIIGS債券を大量に保有している銀行が少なからずあり、万が一どこかの国がでも破綻し、それが連鎖するようなことが起きれば、その影響は計り知れないと言えるでしょう。
既に、幾つかの欧州系大手銀行の日本国内プライベートバンキング部門の閉鎖と撤退が決定していたり、「現在閉鎖と撤退の検討中」との噂がひっきりなしに持ち上がっています。
これらの影響を直接受けないためにも欧州圏で銀行口座を開設する際には留意する事が必要です。欧州の金融機関の中では、一部の大手銀行及びスイスの一部のプライベート・バンカーズ等が注目されます。
PIIGS各国で発行された債券を大量に保有する銀行
以下に各国の代表的な銀行のPIIGS債券保有状況を列記しましたがこれらの銀行以外にも要注意と思われる金融機関があります。
COMMERZBANK AG (コメルツバンク)独
資本金額 28,658(100万ユーロ)
69.2%(資本に占める割合)
BANCO SANTANDER S.A.(バンコ・サンタンデール)スペイン
資本金額 80,914(100万ユーロ)
62.5%(資本に占める割合)
BNP PARIBAS(BNPパリバ)仏
資本金額 85,630(100万ユーロ)
48.0%(資本に占める割合)
CREDIT AGRICOLE(クレディ・アグリコール)仏
資本金額52,149(100万ユーロ)
31.9%(資本に占める割合)
SOCIETE GENERALE(ソシエテ・ジェネラル)仏
資本金額50,975 (100万ユーロ)
35.9%(資本に占める割合)
UNICREDIT S.p.A(ウニクレディート)伊
資本金額 67,703(100万ユーロ)
76.6%(資本に占める割合)
BARCLAYS plc (バークレーズ)英
資本金額 72,627(100万ユーロ)
27.9%(資本に占める割合)
今後の参考にして下さい。◆


