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高金利通貨として注目されて来たオーストラリア・ドル今後の動向は?

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オーストラリア・ドルの動向

 オーストラリア・ドルは依然として売り圧力が強まっています。

 つい最近まで、多くの証券会社が高利回り通貨投資の代表として、オーストラリア・ドル債を大量に販売していましたが、原油価格の下落に伴いオーストラリアドルが下落を続けています。

 今月2日に行われたオーストラリア準備銀行(RBA)の0.25%の利下げは、市場は織り込み済みとされていましたが、実に7年ぶりの金融緩和はマーケットへの影響を免れないものとなりました。

 また、3日発表の第二四半期GDPでは企業や公的セクターによる設備投資は堅調だったものの、消費や住宅セクターの低迷が響き、市場の予想値を下回る形となり、利下げサイクルに入るとの観測が高まってきています。

 一方で、交易条件は13.1%増と、35年ぶりの高い伸びを示したことや、引き続き企業の設備投資や、海外からの直接投資が堅調なことなどは豪州経済の底堅さも示しているようです。

 このところ大幅下落を見せている原油価格は、7月に値をつけた147ドルから30%近くの下落をしており、その他のエネルギー、コモディティ価格全体に波及し始めています。これを受けてヘッジファンドの最近の主要戦略であったエネルギー・ロング(買い)の金融ショート(売り)のポジションは大幅な損失を出し、戦略転換を迫られています。

 一方で米国金融不安に端を発した経済のダウンサイドリスクは、更なる高まりを見せリスク回避の流れから、高金利通貨である豪ドルに対して、投機マネーによる売りポジション解消の動きを見せ始めており、一方的な豪ドル安をけん制するような動きも出ています。

 しかし結論としては、現況豪ドルについて悪材料が好材料よりも多いといえるでしょう。

資源輸出国と、高金利通貨の側面から、今後もしばらく目が離せない展開となりそうです。■

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