米ドルとの比較で今まで買われ続けたユーロと欧州経済の今後は?
2008.09.05 投資関連
ユーロ動向
金利の高さから日本でも人気の高かったユーロに変調の兆しが見えています。
今月4日に開かれた欧州中央銀行(ECB)は全会一致で金利を据え置きました。
トルシェ総裁は、2010年までユーロ圏のインフレ率は目標水準まで戻らないとの見方を示し、物価の安定を目指すものの景気の先行きについては、「不透明感はなお強く、下ぶれリスクが優勢だ」と、弱気の見通しを示しました。
市場関係者は、当面ECBは金利の据え置きか、あるいは、景気後退懸念から年内に更なる利下げを見込む見方が強くなりました。マーケットはインフレの抑制から景気の下支えへとシフトし、世界的な利上げ局面は終わりに近づきはじめています。
このECB会合後、金利先高期待で買われていた通貨の調整売りが進行、ユーロ通貨は昨年10月以来の水準まで下落を見せております。
先月発表の4-6期実質GDPでは、統計が開始された95年以降初のマイナス成長となり、16年続いていたプラス成長が終わりを遂げました。それまでユーロ圏を牽引していたドイツ経済ですが先月発表の景気動向DIでは、全てのセクターがマイナス。
物価高による個人消費の落ちこみと設備投資の低迷、欧州各国の需要減退による輸出鈍化を主因としてユーロ圏全体の景気の停滞感を高めております。また、借り入れコストの増加により住宅バブルが崩壊したスペインでも、ソルベス経済・財務相が、年末までに政府予測である10.4%を超える失業率を予見するなどかなり深刻な状況は続いております。
今後ユーロは弱含むことが予想されます。■
金利の高さから日本でも人気の高かったユーロに変調の兆しが見えています。
今月4日に開かれた欧州中央銀行(ECB)は全会一致で金利を据え置きました。
トルシェ総裁は、2010年までユーロ圏のインフレ率は目標水準まで戻らないとの見方を示し、物価の安定を目指すものの景気の先行きについては、「不透明感はなお強く、下ぶれリスクが優勢だ」と、弱気の見通しを示しました。
市場関係者は、当面ECBは金利の据え置きか、あるいは、景気後退懸念から年内に更なる利下げを見込む見方が強くなりました。マーケットはインフレの抑制から景気の下支えへとシフトし、世界的な利上げ局面は終わりに近づきはじめています。
このECB会合後、金利先高期待で買われていた通貨の調整売りが進行、ユーロ通貨は昨年10月以来の水準まで下落を見せております。
先月発表の4-6期実質GDPでは、統計が開始された95年以降初のマイナス成長となり、16年続いていたプラス成長が終わりを遂げました。それまでユーロ圏を牽引していたドイツ経済ですが先月発表の景気動向DIでは、全てのセクターがマイナス。
物価高による個人消費の落ちこみと設備投資の低迷、欧州各国の需要減退による輸出鈍化を主因としてユーロ圏全体の景気の停滞感を高めております。また、借り入れコストの増加により住宅バブルが崩壊したスペインでも、ソルベス経済・財務相が、年末までに政府予測である10.4%を超える失業率を予見するなどかなり深刻な状況は続いております。
今後ユーロは弱含むことが予想されます。■


