当サイト主催の遠坂淳一による幻冬舎ゴールドオンライン連載第四回を更新!
2022.08.19 エステート・プランニング
[連載:国境を越えた人生設計の必要性]
第四回:「日本―ロシア開戦」シナリオの現実味…不測の事態での資産移転先、6つの候補
2022年もすでに8月に突入し、盛夏も過ぎようとしています。いかがお過ごしでしょうか。北日本を中心に豪雨被害が広がり、皆様のご無事をお祈りしています。遠坂淳一の連載シリーズ「国境を越えた人生設計の必要性 マネーは眠らない:海外プライベートバンク活用術」の第四回が、幻冬舎ゴールドオンラインに掲載されました。
今回は、「第四回「日本―ロシア開戦」シナリオの現実味…不測の事態での資産移転先、6つの候補【ウエルスマネージャーが解説】」と題し、現在の不安定な国際情勢をふまえて、中長期スパンで今後起こりうる最悪のシナリオにふれたうえで、遠坂の考える国外での資産保全戦略を紹介しています。
今年2月にロシアによるウクライナ侵攻という衝撃的な現実をむかえ、各国の国際関係が緊張を増す中で、日本が戦争に巻き込まれてゆくという最悪のシナリオも想定外とは言い切れなくなってしまったと遠坂は考えます。
2022年8月現在、ロシアはすでにウクライナ南部から東部地域を中心に国土の二割を制圧し、一部の地域では住民投票や徴兵などの実効支配を進めています。また、ロシア産の原油をインドなどが安価で購買する経路が確保され、ヨーロッパ諸国の深刻な痛みを伴う対露経済制裁は実質的に空転する一方、中国は孤立無援のロシアと協調することで新たな強硬外交の道をたどりつつあります。
さらに、去る2022年8月2日には米国下院議長ペロシ氏が中国への挑発とも取れるような訪台を強行し、国際的に波紋を呼びました。このように、極東でのロシアや中国の活発な動きに対して、ヨーロッパ諸国と米国によるけん制の思惑が重なってゆく流れは、日露戦争開戦時の情勢と重なります。
今回の記事では、国家の有事にもできるかぎり個人資産を保全するべく、各国の現状をふまえて海外での資産管理を比較検討しています。各国に固有のメリット・デメリットがある中で、遠坂はやはり、米国での資産管理が有益であると考えています。
これには、米国では本質的に経済成長が続き強固な金融システムが整っていること、在米邦人の専門家が多いためトラブル時にも現地で立ち回れる人材を確保しやすいこと、日本と敵対的関係になる確率が現状は低いことなどが背景にあります。
世界や国内の厳しい状況から、資産管理を真剣に考える日本人が増えています。皆さまもこの機会に、現在の資産管理戦略を見直してみてください。その際に、米国で長くキャリアを持つ遠坂淳一の視点がお役に立てば幸いです。本シリーズは連載ではありますが、単回だけを読んでも意義のある内容に仕上げています。第一回~第三回を読み逃した方も、ぜひ目を通してみてください。
(注)これらの文章はあくまでも情報提供を目的としており、金融商品の売買やそ の勧誘を目的にはしておりませんのでご留意ください。



