【気になる話題】「オフショア生保PPBに気をつけろ!」
2012.10.17 プライベート・バンキング
──────────────────────────────────
≡ COLUMN「オフショア生保PPBに気をつけろ」
──────────────────────────────────
最近、良くオフショア生保の1種類でもあるPPB(プライベート・ポート
フォリオ・ボンドについての問い合わせを受けます。このPPB(プライベ
ート・ポートフォリオ・ボンド)は、スイスのプライベート・バンク等とか
なり似た機能を持っています。
しかし実はこの商品別名は「プアマンズ・プライベート・バンク
(Poorman's Private Bank)」と言われているのをご存じでしょうか?直訳を
すると何と「貧乏人のプライベート・バンク」と言うことになってしまいま
す。
何故このような名称で呼ばれているのでしょうか。
一番の理由はやはりその最低預入金額の低さです。米ドルで7万5千ドル。
これは日本円で約675万円と言うことになります。一般にスイスの銀行で口座
開設をする場合の最低金額は銀行によってばらつきがありますが、だいたい
30万ドルから300万ドルとなっていますので破格に小さいことがお分かりにな
ると思います。
しかし、何故プライベート・バンクと似たような機能でより小さい金額で
口座開設が可能なのでしょうか?
ずばりその理由は「手数料率が高いから」なのです。
通常、この手の商品は残高を基準に手数料を計算することになっているた
め、大きい残高を期待できない商品には高い手数料率を適用しざるを得ない
のが現実なのです。
しかし多少の手数料が高かったとしても、本格的なプライベート・バンキ
ングに準じたサービスを、比較的少ない最低預金額、例えば25万ドル以下で
享受されるのであればそれなりのメリットはあるかと思います。
ただ30万ドルを超えた金額を運用されることを考えられているのであれば
この商品は「絶対」におすすめすることは出来ません。なぜならこれはもと
もと30万ドル未満の顧客向けに設計されており、この金額よりも大きな資産
を運用すると手数料が割高になってくるからなのです。
更に一番決定的に顧客にとって重要というか不利な商品性がこのPPBにはあ
ります。しかし何故かこのことを理解をしている方が非常に少ないのことに
は驚きです。
その重要な事項とは「口座を一旦開設するどんなことがあってもと当初の
金額に相応し最大で8年分の手数料を支払わなければ解約が出来ない。」と
言うことなのです。つまりこの商品が気に要らなかったり、何かの事情で解
約した場合でも残高もの約9%を必ず払わなければならないのです。
もし仮に1億円で口座を開設し一括払いを選択すると即座に900万円近くも
手数料として引かれてしまいますし、8年間で支払う方法を選択しても途中で
解約する場合は、手数料だけは8年分支払わなければならないという事なので
す。
プライベート・バンクではどのタイミングで口座を解約しても、このような
手数料の支払いは発生しませんので、その利便性の悪さと手数料の高さは決定
的であると言わざるを得ません。
この点を全く理解せずに検討をしている方々が多いのには非常に驚かされま
す。この商品を検討する場合にはこの点に特に留意をしてから決断をする事を
強くおすすめいたします。◆(2009年12月20日掲載)
──────────────────────────────────
≡ COLUMN「オフショア生保PPBに気をつけろ」
──────────────────────────────────
最近、良くオフショア生保の1種類でもあるPPB(プライベート・ポート
フォリオ・ボンドについての問い合わせを受けます。このPPB(プライベ
ート・ポートフォリオ・ボンド)は、スイスのプライベート・バンク等とか
なり似た機能を持っています。
しかし実はこの商品別名は「プアマンズ・プライベート・バンク
(Poorman's Private Bank)」と言われているのをご存じでしょうか?直訳を
すると何と「貧乏人のプライベート・バンク」と言うことになってしまいま
す。
何故このような名称で呼ばれているのでしょうか。
一番の理由はやはりその最低預入金額の低さです。米ドルで7万5千ドル。
これは日本円で約675万円と言うことになります。一般にスイスの銀行で口座
開設をする場合の最低金額は銀行によってばらつきがありますが、だいたい
30万ドルから300万ドルとなっていますので破格に小さいことがお分かりにな
ると思います。
しかし、何故プライベート・バンクと似たような機能でより小さい金額で
口座開設が可能なのでしょうか?
ずばりその理由は「手数料率が高いから」なのです。
通常、この手の商品は残高を基準に手数料を計算することになっているた
め、大きい残高を期待できない商品には高い手数料率を適用しざるを得ない
のが現実なのです。
しかし多少の手数料が高かったとしても、本格的なプライベート・バンキ
ングに準じたサービスを、比較的少ない最低預金額、例えば25万ドル以下で
享受されるのであればそれなりのメリットはあるかと思います。
ただ30万ドルを超えた金額を運用されることを考えられているのであれば
この商品は「絶対」におすすめすることは出来ません。なぜならこれはもと
もと30万ドル未満の顧客向けに設計されており、この金額よりも大きな資産
を運用すると手数料が割高になってくるからなのです。
更に一番決定的に顧客にとって重要というか不利な商品性がこのPPBにはあ
ります。しかし何故かこのことを理解をしている方が非常に少ないのことに
は驚きです。
その重要な事項とは「口座を一旦開設するどんなことがあってもと当初の
金額に相応し最大で8年分の手数料を支払わなければ解約が出来ない。」と
言うことなのです。つまりこの商品が気に要らなかったり、何かの事情で解
約した場合でも残高もの約9%を必ず払わなければならないのです。
もし仮に1億円で口座を開設し一括払いを選択すると即座に900万円近くも
手数料として引かれてしまいますし、8年間で支払う方法を選択しても途中で
解約する場合は、手数料だけは8年分支払わなければならないという事なので
す。
プライベート・バンクではどのタイミングで口座を解約しても、このような
手数料の支払いは発生しませんので、その利便性の悪さと手数料の高さは決定
的であると言わざるを得ません。
この点を全く理解せずに検討をしている方々が多いのには非常に驚かされま
す。この商品を検討する場合にはこの点に特に留意をしてから決断をする事を
強くおすすめいたします。◆(2009年12月20日掲載)
──────────────────────────────────


