密かに資産家が注目する大型生命保険:その2
今回も日本の居住者は購入することができない「米国生命保険」のお話です。国内の法 律により国内で販売する事も、日本居住者が購入することも禁じられているためなかなか 表に出てこない、貴重なお話です。
前回は、米国生命保険の特徴をお話をしましたが今回はその活用法をご説明しましょう。
■■■■■■■アメリカ生命保険の活用例■■■■■■■
1.死亡時の保険として
生命保険ですので当然、死亡時には保険金を受取ることが出来ます。これは日本の生命 保険も同様です。しかし、最も大きく異なる点は米国の生命保険は同額の掛け金に対して 保険金額が比べ物にならない程大きい点でしょう。(3〜4倍程度)
従って為替さえ有利なレートでドルを購入できれば、日本の生命保険商品より圧倒的に 有利といえるでしょうです。しかし、国内保険業法で日本の居住者は購入できないため、 このような内外格差が生じているのです。
この内外格差をうまく利用できれば裁定取引も可能でしょう。いずれにせよ、これらの 商品の存在を知っているか、知らないかで大きな違いが出るのです。
2.相続対策として
米国の生命保険では実質100億円以上の保険も存在しており、また比較的高齢でも加入で きるので、資産家の相続税の捻出に利用可能です。例えば3億円の保険を購入することによ って相続人は税引き後で9億円の資金を捻出することも可能です。
ただし、日本国内の業法や税法の関係で、日本居住者が直接これらの生命保険を購入する 事は禁じられているため、ある工夫が必要となります。
3.投資効果の増大(レバレッジ)
米国の生命保険は高い流動性が確保されているため、スイスの銀行によってはそれを担 保と見なして資金の貸し出しも行なっています。円であれば年1%程度金利で融資も受ける ことができるため、これを用いてヘッジファンドなどへの投資が可能です。
4.高格付け、高利率の外貨預金として 購入する保険で死亡保障を小さくすれば現状で4%程度の確定利回りで運用することが可 能です。毎年保険金を支払った金額の残りは安定的に利子を得ることが可能となっていま す。また、いつでも解約が可能ですので当初に支払った金額に戻った時点で一旦解約をす る事が可能です。
以上、簡単にアメリカの生命保険についてご説明をいたしました。健康状態に問題があ るため加入できないであろうとご心配されている方や、ご高齢であるため加入をあきらめ られていた方々も今一度ご検討する価値はあるのではないでしょうか?
アメリカの生命保険は殆ど全てのお客様に保険を提供できるほどの融通性があります。
尚、1)一時払いの掛金の額 2)喫煙の有無 3)年令 4)性別が分かればただければ、将来に わたってのキャッシュフローが示された「イラストレーション」を作成することが可能です。 これを御覧になれば文章では良く分からなくとも数字を見ることによってその違いは一目瞭 然となることでしょう。
<次回に続く>
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