【S&P500】まだ入ってない有名IT企業?次期採用候補9社を徹底分析
2026.09.19 投資関連
S&P500新規採用
追加決定(BE・ILMN・P)
利益条件をクリア
S&P500は年間を通じて構成銘柄の入れ替えが続いており、2026年3月から9月にかけて実に12社が新規採用されました。さらに直近では、9月21日付でブルーム・エナジー(BE)、イルミナ(ILMN)、エバーピュア(P)の3社追加も発表済みです。
一方で、時価総額の基準こそ満たしながらも、我々投資家が見落としがちなのは、夢やテーマ性ではなく「目の前の冷徹な利益条件(資金力の壁)」です。
【当研究所の視点:採用候補=即買いではない】
結論から申し上げますと、S&P500への採用期待だけで個別株を保有するのは早計です。時価総額・浮動株調整後時価総額・流動性に加え、直近四半期とTTM(直近1年間)の両方でGAAP純利益が黒字であることが採用の前提条件となっており、これを満たさない候補は除外リスクを抱えています。
今回、未採用の主要9社を分析したところ、利益条件をクリアしているのはわずか5社という結果になりました。この「利益の壁」を正しく理解することが、次の採用候補を見極める鍵となります。
- ✔ 時価総額
- ✔ 浮動株調整後時価総額
- ✔ 流動性
- ✔ 直近四半期とTTM(直近1年間)の両方でGAAP純利益が黒字
▼ 【最新動画】S&P500構成変更と次期採用候補9社の徹底分析
2026年3月〜9月に発効したS&P500の構成変更と、公表済みの今後の変更(9月21日付追加3社)を整理した上で、主要未採用企業9社の利益条件をファクトベースで徹底比較した動画です。
動画の見どころ:次期採用候補を見極める「3つの視点」
1. 9月21日付で新たに3社が追加決定
ブルーム・エナジー(BE)、イルミナ(ILMN)、エバーピュア(P)の3社が9月21日付で追加されることが2026年9月4日に発表されました。これで対象期間の追加は累計12社となります。
2. 利益条件をクリアしているのは5社のみ
主要未採用企業9社のうち、最新四半期・TTMともに黒字なのは5社です。一方、4社は利益条件を満たしていません。
| 企業名 | ティッカー | 利益条件 |
|---|---|---|
| モンゴDB | MDB | ✔ 黒字 |
| アステラ・ラボ | ALAB | ✔ 黒字 |
| シェニエール・エナジー | LNG | ✔ 黒字 |
| アレス・マネジメント | ARES | ✔ 黒字 |
| ハイコ | HEI | ✔ 黒字 |
| スノーフレイク | SNOW | ✕ 未達 |
| ゼットスケーラー | ZS | ✕ 未達 |
| ストラテジー | MSTR | ✕ 未達 |
| アトラシアン | TEAM | ✕ 未達 |
※「黒字」=最新四半期・TTM(直近1年間)ともにGAAP純利益が黒字(利益条件を満たす)/「未達」=利益条件を満たさない
3. 「利益条件クリア」は採用確約ではない
利益条件はあくまで一要件に過ぎません。浮動株調整後時価総額・流動性・指数全体の代表性を踏まえた委員会の総合判断が採用を最終的に決定し、基準充足から採用までの固定的な順番や期限も定められていません。
指数の構成変更を冷静に捉えるために
S&P500の構成変更は、単なる銘柄入れ替えにとどまらず、パッシブファンドの巨大な資金フローが動く重要なイベントです。だからこそ、採用期待だけで飛びつくのではなく、各社の利益条件や事業構造を正しく理解した上で、慎重に投資判断を行う必要があります。
弊社では、今後もこうした指数変更の裏側にある「資金の動き」と「ファクト」に基づいた分析をお届けしてまいります。
日米資産戦略研究所(株式会社ジェイ・ケイ・ウイルトン・インベストメンツ)
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※本稿は投資助言ではなく、分析フレームワークの提示です。最終的な判断はご自身の財務状況やリスク許容度に基づき、専門家にご相談ください。
※本稿は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買、あるいは投資行動を勧誘・助言するものではありません。投資判断は自己責任にてお願いいたします。



